経営者の方のなかには、オフィスに社長室を設置しようと思っている方も多いでしょう。そのとき注意したいのが「レイアウト」です。空間の印象を良くするうえで、レイアウトはとても重要な要素になります。そこで今回は、良い空間につながるレイアウトのポイントについてご紹介していきます。

社長室レイアウトのポイントとは

社長室に求められる要素に基づいて設計を行なう

社長室のレイアウトを考えるときは、以下の要素に基づいて設計を行なう必要があります。

・セキュリティ対策
・ワークスペースの確保
・対外イメージ

なぜ、これらの要素を意識する必要があるのか、簡単に説明します。

✓セキュリティ対策

社長室には、社外秘の文書や重要資料などが多く存在します。セキュリティ対策があまいと、そうした事業活動に必要な情報が社外に流出してしまう恐れがあります。情報漏洩のリスクを抑えるためにも、しっかりとセキュリティ対策が考えられたレイアウトにする必要があります。

✓ワークスペースの確保

会社を経営していくためには、事業戦略を立てることが不可欠です。経営者の方にとっては、この戦略の立案に割かれる時間が最も多いのではないでしょう。そうしたとき、人によっては1人で集中して考えたい場合もあるはずです。ワークスペースが確保されていれば、集中して物事を考えることができます。

✓対外イメージ

社長室では、社外の人たちと打ち合わせを行なうこともあるはずです。社長室がそうした応接のシーンにも配慮したレイアウトであれば、打ち合わせを通じて社外の人たちのイメージアップを期待することができます。その結果、事業活動を有利に進められるかもしれません。

社長室のレイアウトを考える際は、まず上記3つのポイントをおさえておきましょう。

社長室に取り入れるアイテムを決める

社長室のレイアウトは、取り入れるオフィス家具などのことも考慮して検討する必要があります。ここでは、デスクやイス、PC、プリンター以外で社長室に最低限、取り入れておきたいアイテムをご紹介します。

✓応接セット

前述の通り、社長室は社外の人たちとの打ち合わせで使用することもあるはずです。また、社員とミーティングを行なうケースもあるでしょう。そのときのために応接セットは準備しておきたいアイテムと言えます。

✓テレビ

最近では、Webでミーティングを行なうことも珍しくなくなってきました。テレビがあればPCとつなげて大画面でミーティングを行なうことができます。

✓観葉植物

観葉植物には気持ちを落ち着かせる効果があると言われています。忙しい日々を送るなかで、リラックスできるシーンをつくるためにも、観葉植物は取り入れておきたいところです。

空間のコンセプトを決める

社長室は、会社の理念や事業内容によって雰囲気が変わります。どのような空間にするかコンセプトを決めたうえで、レイアウトを決めていくようにしましょう。

たとえば、高級感を重視するなら使用する素材や色はシックなものにし、シンプルなレイアウトにすると良いでしょう。

また、創造性を重視するなら、集中しやすいようにオフィス家具同士の配置に間隔を持たせ、ゆったりとできるレイアウトにすることがオススメです。

事業内容の影響で清潔感をコンセプトとするのなら、空間全体を白で統一し、取り入れるアイテムも必要最低限にしたうえで、すっきりとしたレイアウトにしても良いかもしれません。

まとめ

今回は、社長室のレイアウトを決める際のポイントをご紹介してきました。

これから社長室をつくろうとしている方は、「社長室に求められる要素」、「取り入れるアイテム」、「空間のコンセプト」を踏まえたうえでレイアウトを検討してみてください。

そうすれば、より良い社長室をつくることができるはずです。