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2018年10月31日
起業前に知っておきたい!バーチャルオフィスのメリットとデメリット
念願の起業をするためにオフィス探しをしている方は多いでしょう。そんななかで「バーチャルオフィス」という言葉を耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。
バーチャルオフィスとは、住所や電話番号、FAXなど、会社を運営していくうえで必要なものをレンタルできるサービスのことを言います。しかし、それを利用することにどんなメリットとデメリットがあるのか、よくわからない方が多いようです。
そこで今回は、バーチャルオフィスをレンタルすることのメリットとデメリットについてご紹介していきます。
バーチャルオフィスのメリット
まずは、バーチャルオフィスにどんなメリットがあるのかご紹介していきます。主なメリットは以下の2つです。
1.初期費用を抑えられる
普通のオフィスに比べて、初期費用を安く抑えられるところがバーチャルオフィスの何よりのメリットです。テナントを探して、ちゃんとしたビルにオフィスを構えるとなると、敷金や礼金、仲介手数料などの費用がかかります。
しかし、バーチャルオフィスでは住所や電話番号などをレンタルするだけで、敷金や礼金、仲介手数料などのコストが発生しないため、リーズナブルにオフィスを借りることができます。
2.都内の一等地に住所を置くことができる
都内の一等地に会社の住所を置けるところもバーチャルオフィスのメリットです。ビジネスでは、会社のあるエリアで取引先の印象が変わることも少なくありません。そしてそれによって信用・信頼が生まれ、ビジネスを有利に進めていけるようになることも多いです。東京のオフィスビルが立ち並ぶ、人気のエリアに住所を置くことは、会社のステータスになるということですね。
バーチャルオフィスのデメリット
では、続いてデメリットについて見てみましょう。バーチャルオフィスのデメリットには、以下が挙げられます。
1.住所が重複する
バーチャルオフィスは、その性質上、同じ住所をいくつもの会社に貸し出しています。そのため、たとえばネットであなたの会社の住所を検索したときに、あなたの会社ではなく別の会社の名前が検索結果画面に表示される可能性があります。バーチャルオフィスを借りるときには、このことを心に留めておきましょう。
2.郵便物が手元に届くのが遅くなる
バーチャルオフィスを借りると、あなたの会社宛に来る郵便物が一度、バーチャルオフィスを貸し出している会社に届いたあとに、あなたの手元に届くようになります。そのため、通常のオフィスより、こうした郵便物を確認するのが遅くなってしまいます。
3.場合によっては許認可の申請が通らない可能性がある
特定の事業を行なうために必要となるのが許認可です。この許認可を得るときには、条件として「執務スペース」や「OA機器などの設備」が必要であることを提示される場合もあります。バーチャルオフィスだと、この条件を満たせないため、場合によっては許認可を得ることができないかもしれません。
4.ネット通販への出店ができない場合がある
Amazonや楽天などのネット通販サイトでは、規約でバーチャルオフィスの住所を禁止している場合があります。もし、ネットショップや物販系のサービスを行なおうとしている方は、バーチャルオフィスの利用を控えたほうがいいかもしれません。
まとめ
バーチャルオフィスは、そのメリットからあまりお金をかけられない起業したての経営者の方などに最適なサービスだと言えます。しかし、デメリットもありますので、実際にレンタルするときには、今後どのような事業を行なっていくのか、などあらゆる面から検討することがポイントです。起業のために今オフィスを探している方をはじめ、これからオフィス探しを始めようとしている方も、ぜひ一度バーチャルオフィスを検討してみてはいかがでしょうか。