あなたの会社の会議室には、適切なサイズのテーブルを導入できているでしょうか。テーブルは良いミーティングができるかどうかを左右する要素になります。そのため、テーブルサイズは快適にミーティングが行なえるものに選択することが大切です。

しかし、テーブルのサイズをどのように決めれば良いのか、よくわからないという方は多いでしょう。そこで今回は、会議室のスペースに応じた理想のテーブルサイズについてご紹介していきます。

理想はどれくらい?会議室のテーブルサイズについて

テーブルのサイズはどのように決めれば良い?

会議室に置くテーブルのサイズを何となくのイメージで決めている方は多いのではありませんか?会議室は内部の人だけでなく、取引先など外部の人たちとも日常的に使用するところです。そのため、つい見栄えで選んでしまうというケースがよく見られます。

しかし、テーブルを見栄えなどで選んでしまうと、快適にミーティングができない会議室になってしまう可能性があります。実際、それによって内容の濃いミーティングを行なえない、という声を聞くことも少なくありません。

会議室のテーブルは、快適にミーティングが行なえるように選ぶ必要があるのです。では、具体的に何を基準にして、テーブルを選べば良いのでしょうか。

そこでオススメなのが、「人」「テーブル」「通路」のスペースを考慮してテーブルを決めることです。

どういうことか説明していきます。

理想のテーブルサイズは「人」「テーブル」「通路」のスペースを考慮して決める

一般的に会議室は、執務室のように広くつくられるものではありません。スペースは限られたものになります。そうしたなか、うまくテーブルサイズを決めるためには、以下の3つのポイントを把握しておくことが大切です。

・1人分のスペース
・テーブルのスペース
・通路のスペース

・1人分のスペース

1人分のスペースとは、「イスとイスの間の距離」と「テーブルの奥行き」を指します。まずは、この1人分のスペースを決めていきます。また、スペースごとで向いているミーティング方法が変わりますので、あわせて覚えておくと良いでしょう。

一般的なスペース
横700mm~800 mm
奥行き600 mm~800 mm

<向いているミーティング方法>
ノートパソコンを使ったミーティング
ディスカッション、面接など

少し狭めのスペース
横600 mm~700 mm
奥行450 mm~600 mm

<向いているミーティング方法>
参加人数の多いミーティング
短時間のミーティングなど

広めのスペース
横800 mm~1000 mm
奥行700 mm~800 mm

<向いているミーティング方法>
長時間のミーティング
来客者とのミーティング
資料の多いミーティング

・テーブルのスペース

1人分のスペースを決めたら、次はテーブルのスペースを考えます。置きたいテーブルの大きさと会議室の広さを照らし合わせて、どれくらいのスペースが必要になるのかしっかり把握しましょう。

・通路のスペース

最後に考えるのが、通路のスペースです。通路は人が出入りしやすいくらいのスペースを想定して決めていきます。以下に通路幅の基準を載せておきますので、ぜひ参考にしてください。

・1人が余裕で通れる通路幅:600m
・2人が余裕で通れる通路幅:1200m

通路のスペースを決めたときに会議室が窮屈に感じる場合は、1人分のスペースを少し狭くするなどし、快適な空間になるように対応しましょう。

以上の3つのポイントを把握すれば、自然とあなたの会社の会議室に最適なテーブルのサイズがわかります。各スペースを考慮し、快適にミーティングが行なえる会議室にしていきましょう。

まとめ

今回は会議室に置くテーブルのサイズについてご紹介してきました。もし今、会議室が窮屈に感じているのなら、テーブルに問題があるのかもしれません。ここでお話ししてきたことを参考にして、あなたの会社の会議室にピッタリなテーブルに変更してみてはいかがでしょうか。