近年、医学や人間の体に関する研究が進んだことで、様々な新しい常識が発見されています。その中の一つ、「適度な仮眠を取る」ということが、働く上で様々なメリットにつながるとわかってきました。

実はもう既に、オフィスで気軽に仮眠が取れる時間やスペースを設け、適度な仮眠を推奨している企業もあります。今では、快適に仮眠を取るためのアイテムも数多く登場しています。それらを上手に活用することで仕事の効率を上げることにつながります。

しかし、オフィスで仮眠を取るには気を付けなければならないポイントもあり、それを間違ってしまうと、かえって仕事の効率が落ちる、なんてことも言われていますね。そんな仮眠を行うことのメリットやポイント、アイテムとはどのようなものなのでしょうか。ご説明していきますね。

仮眠を取ることのメリットとは

毎日の忙しい生活によって、睡眠時間が短くなったり、夜なかなか寝付けなかったりという方は多いと思います。そんな時に気になるのが日中の眠気ですよね。仕事中に眠気に襲われてなかなか集中できない、といった経験がある方は日中に仮眠をとることで、その後の業務にも集中して取り組むことができるかもしれません。

日中に15分から20分程度の適度な睡眠を取ることで、脳の疲れを解消され、その後の頭の回転を速くしたり、新しいアイデアが浮かびやすくなったり、さらには仕事におけるケアレスミスなどの防止になると言われるようになってきました。

一部の企業ではお昼休憩の他に仮眠を取る時間を設け、中にはオフィスに専用のスペースを設置し、快適に過ごせるような工夫をする企業も出てきています。

仮眠を取る際に注意しなければならないことって?

適度な仮眠は、脳の疲れを解消したり、その後の仕事の効率を高めて新しいアイデアを生み出したり、仕事上のミスを防止したりと様々なメリットがあるというお話はすでにしたとおりです。しかし、仮眠は正しい方法で行わなければ逆に仕事の効率を落としてしまう恐れがあります。

例えば、仮眠時間です。仮眠は適切な時間で取る必要があり、15分から長くても30分以内が良いと言われています。それを過ぎてしまうと脳が深い眠りに入ってしまい、目覚めたときに疲労感が増したり、脳が働かなくなったりしてしまいます。そのため、仮眠は適度な時間で取る事が重要となります。

また、寝る姿勢も非常に大切で、完全に横になってしまうと、短い睡眠時間で起きることが困難になり睡眠時間が長くなってしまいます。そのため、大切なのはイスに座ったまま寝ることだと言われています。

仮眠を助けてくれるアイテムとは

オフィスで仮眠を取るときには、ただ寝るだけではなく正しい姿勢や時間で寝る必要があります。実は、そんな仮眠を上手に取るために役立つアイテムというものも数多く登場しています。それらを上手に活用しながら効率よく睡眠を取るようにしていきましょう。

例えば「アイマスク」。これを使用することで明るいオフィスでもすぐに眠りに入ることができ、起きたときのスッキリ感に違いが生まれます。

また、イスに座ったままの姿勢で寝ると、首が痛くなることもありますよね。そんな時のアイテムとして「枕」も有効活用されています。デスクにうつ伏せに寝るような時には、首に巻くような形で使用する枕や腕に付ける枕というものもありますので、それらをうまく利用すると、起きた時に「首が疲れた」「痛い」ということが無くなりますよね。

まとめ

適度な仮眠には脳の疲れを解消し、発想力を豊かにしたり、細かいミスをなくしたりするなどの効果が期待できますので、仕事においては非常に有効性の高いことがわかってきました。そのため、オフィスに専用のスペースを設けたり、完全に電気を消してしまったりして仮眠を本格的に取り入れる企業が増えてきています。

しかし、闇雲に寝てしまえば良いという訳ではなく、適度な時間で睡眠を取ることや正しい姿勢で寝ることが大切になってきます。

また、最近では夜にしっかり寝る時とは違った形で取る仮眠のために、アイマスクや枕といった専用のお助けアイテムも数多く登場しています。それらをうまく活用し、より効率良く睡眠を取っていくことで、快適に仕事を行なっていける環境を整えていきましょう。