最近では、社内でコミュニケーションを取る方法の一つとして「SNS」を導入する会社が増えてきました。社内SNSを利用することで、仕事の効率が上がったり、社員同士のコミュニケーションが活発になったりと、さまざまなメリットを得ることができます。

でも、中には「そもそも社内SNSってどういうもの?」「どんなメリットがあるの?」という疑問をお持ちになる方もいらっしゃるでしょう。そこで今回の記事では「社内SNSとはどういうものなのか」、「どんなメリットがあるのか」、「社内SNSを導入する際の注意点はなにか」についてご紹介します。

社内SNSってどんなもの?

社内SNSとは、LINEやTwitterなどの「SNS」の機能を職場で使えるようにカスタマイズしたものです。その特徴は、電話やメールよりも業務連絡や情報共有を容易に行なえるところにあります。

2013年時点で社内SNSを導入している会社は16.5%と言われていましたが、最近ではその数字はさらに高くなっている傾向にあります。このように新たなコミュニケーションツールとして注目されているサービスが社内SNSなのです。

社内SNSにはどんなメリットがあるの?

では、実際に社内SNSを導入することでどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは3つご紹介したいと思います。

・会話と同じような感覚でコミュニケーションを取れる
電話やメールだと固いメッセージになりがちですよね。それに、何となく一方的なコミュニケーションにもなってしまうのではないでしょうか。でも、社内SNSを利用することで実際に会話をしている時と同じような感覚でコミュニケーションを取れるようになります。
また、相互にコミュニケーションを気軽に行なえるようになりますので、電話やメールよりもストレスが少なくなると言われています。

・部署間でのコミュニケーションが容易になる
会社で働く中で違う部署の人とかかわることって業務外では中々ありませんよね。会社の規模が大きかったり、社員が多かったりするとなおのことそうではありませんか?社内SNSの中ではチャットを作ることもできますので、たとえば共通の趣味を持っている人たちでチャットを作るなどし、業務外でコミュニケーションを取るきっかけに使うことができます。

・業務を効率的に進めることができる
たとえば、プロジェクトを進めているとチームメンバー全員に情報を送りたい時ってありませんか?でも、メールだと宛先を一つひとつ設定する必要があるため、時間がかかってしまいますよね。さきほどのチャットを利用すると、こうした情報の共有も一斉に行えるようになります。そのため、業務を効率的に進めていくことができるようになるのです。

社内SNSを導入することで、以上のようなメリットを得ることができます。社員同士のコミュニケーションを活発にしたい、業務を効率的に進めていきたい、と思っている方は、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。

導入する際の注意点は?

社内SNSのメリットを認識したところで、次は導入する際には気をつけなければならないことを見ていきましょう。

社内SNSを導入する際に注意するべきことは、社内に浸透しない可能性があることです。これまでSNSにあまり触れてこなかった社員やメールに慣れている社員が多い場合は、社内SNSの使い方を広めるのに時間がかかります。最悪の場合、導入したとしても今まで通りのやり方に戻ってしまうこともありえます。

そうすると、社内にSNSを利用する人と利用しない人が出てきますよね。情報の共有が行き届かずに、業務上でトラブルが起こる可能性も高くなってしまいます。そのため、社内SNSを導入する際は、あらかじめ社員にアナウンスしておくようにしましょう。

まとめ

近年、社内SNSは電話やメールに代わる新たなコミュニケーションツールとして主流になりつつあります。社内SNSを導入することで、社員同士のコミュニケーションを活発にできたり、業務の効率化を図れたりと、さまざまなメリットを得ることができます。

しかし一方で、社内SNSを導入する際には注意しなければならない点もあります。社内SNSを取り入れようと考えている方は、ぜひここでご紹介したことを参考にしてみてくださいね。