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2018年4月6日
窓のないオフィスは社員に悪影響!その理由とは?
仕事を行なう上で必要不可欠なオフィス。そして、そんなオフィスに欠かせないのが窓です。実は、窓がないオフィスは働く環境としてはNGとされています。今回は、窓がないオフィスが社員に与える影響と、その影響を及ぼす理由についてご紹介していきます。
窓がないオフィスは社員にどんな影響を与える?
ひと昔前は、地下部屋をオフィスにしている会社をよく目にしましたよね。もしかしたら、今でも地下部屋をオフィスにしている会社はあるかもしれません。そして、そんな地下部屋オフィスにつきものなのが、窓がないということです。
オフィスに窓がないことは、そこで働く社員に、以下のような影響を与えると言われています。
・やる気の低下
・モチベーションの低下
・活力の低下
・睡眠障害
また、これらの症状が進行することによって、うつ病を発症するリスクも高まるとされています。それにしても、どうして窓がないことによって、こうして社員の健康面に不具合が生じるのでしょうか。
窓のない状態が社員に悪影響を与えてしまう理由とは?
窓のないオフィスが社員に悪影響を及ぼす理由は、日光と自律神経の関係性から知ることができます。
人には、自律神経という体の機能をコントロールしてくれる神経が存在します。そして、この自律神経には「交換神経」と「副交感神経」があります。それぞれの神経の特徴は以下の通りです。
・交換神経
活動している時やストレスを感じている時、緊張している時などに働き、主に日中に動きが活発になるという特徴を持つ神経です。
・副交感神経
眠っている時やリラックスしている時、休んでいる時などに働き、主に夜に動きが活発になるという特徴を持つ神経です。
人の体はこの2つの神経がバランス良く働くことで、健康状態を維持しています。しかし、日光が当たらない生活、つまり窓のないオフィスで働き続けていると、このバランスが崩れてしまうのです。
具体的には、交感神経がうまく作用しなくなり、日中からだるさを感じ、やる気やモチベーションの低下につながります。また、日光を浴びないことで、睡眠を促す物質「メラトニン」の原料である「セロトニン」が脳内にうまく分泌されなくなります。すると、夜になっても中々眠りにつくことができずに、睡眠障害を引き起こしてしまうリスクが高くなるのです。
その結果、窓がないオフィスで働いている社員は、体調を崩しやすくなったり、うつ病になったりするなど、不健康な状態になってしまうのです。
オフィスに窓は不可欠!ただ、注意すべきポイントもある!
ここまででお話ししてきた通り、窓がないオフィスは社員の健康面にさまざまな影響を与えます。このようなことにならないためにも、オフィスには窓を設置する必要があると言えるでしょう。
ただ、窓の位置については注意が必要です。日光によって、さまざまな悪影響を受ける可能性があるからです。たとえば、窓のスグ近くにデスクがあり、作業をしている時に常に日光がデスクを照らしている状態であると、社員が業務に取り組みにくくなってしまいます。
また、窓の大きさにも気をつける必要があります。窓が大きすぎると、基本的に日光を取り入れ過ぎてしまうからです。日光を取り入れ過ぎると、夏季はオフィス全体の室温が増し、エアコンの効きも悪くなり、暑すぎて社員が業務に集中できなくなったり、体調を崩したりしてしまいます。さらに電気料金も増え、経費もかさんでいくことでしょう。
そのため、オフィス選びの際に窓の位置をよく確認したり、窓に遮光カーテンや遮光シートを貼る工夫を行なったりし、日光をうまく調節することをオススメします。
まとめ
日光はそこで働く社員の良好な健康状態を維持するのに大切な要素となります。これから会社経営をスタートさせるためにオフィスを借りようとしている方や、オフィスを移転するために新しい物件を探している方は、ぜひ窓が設置されているオフィスを選ぶようにしましょう。日光の入る居心地の良いオフィスを手に入れてくださいね。