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2018年8月22日
オフィスの照明をすべてLED化!そのメリットとデメリットとは?
今まではオフィスの照明と言えば、白色の蛍光灯が一般的でした。ところが最近では、それをLEDにしている会社も多くなってきています。では、オフィスの照明をLEDにすることでどんなメリットがあるのでしょうか。デメリットとともにご紹介していきます。
オフィスの照明をすべてLEDにすることのメリット
1.寿命が長い
LED照明は、その種類や1日の点灯時間によりますが、白熱電球や蛍光灯よりも寿命が長いことで知られています。一般的に、白熱電球の寿命が「約3000時間」、蛍光灯の寿命が「6000時間~12000時間」と言われているなか、LED照明は「約40000時間」と言われています。
その差は、白熱電球のおよそ13倍、蛍光灯のおよそ3倍~6倍となっています。オフィスの照明として取り入れると、頻繁に電球交換をする必要がなくなるため、交換のためのコストを抑えることができます。
2.消費電力を抑えられる
LED照明は消費電力を抑えられることでも有名です。一般的には、白熱電球の1/10、蛍光灯の1/4の消費電力と言われていますね。そのため、オフィスに導入すると電気代の節約に貢献してくれます。
3.スグに点灯する
LED照明は、気温や室温の影響を受けません。そのため、スイッチを入れるとすぐに点灯するという特徴があります。たとえば、朝オフィスに来ても一瞬で明るくなるので、すぐに仕事に取り組むことができます。また、夜でも社員が暗いところで仕事をやらなくて済むので、視力低下や眼精疲労などの抑制にもつながります。
4.頑丈で割れにくい
LED照明は、ガラスやフィラメントを使用していないため、白熱電球や蛍光灯より割れにくいという特徴を持ちます。基本的に頑丈でちょっとした衝撃でも割れることがないので、破損による電球交換の頻度を抑えることができます。これはコスト削減にも効果的です。
5.環境にやさしい
CO2の排出が少ないところもオフィスにLED照明を導入することのメリットでしょう。CO2を削減することは、地球温暖化防止に貢献することになります。これは、「CSR(企業の社会的責任)」に注力していると社会から評価され、信頼性の向上につながります。
照明のLED化にはこんなデメリットもある
オフィスの照明をLED化することにはデメリットもあります。メリットとともにしっかり覚えておきましょう。
1.導入費用が高め
LED照明の種類によっては電気工事の必要があり、導入にかかる費用が高くなってしまいます。こうした初期費用の部分でオフィスに導入するかどうか躊躇してしまう会社も多いです。
2.白熱電球や蛍光灯に比べて購入費用が高い
節約や省エネに効果的なLED照明ですが、購入費用は白熱電球や蛍光灯よりも高くなります。しかし最近では、前に比べて購入費用が下がってきていることもまた事実です。いずれは、オフィスの照明=LED照明となる可能性もあるので、今から導入を検討しておいてもいいかもしれませんね。
3.LED電球の場合、光の照射範囲が狭くなる
LED照明の中でもLED電球の場合は、白熱電球や電球型蛍光灯に比べて光を照射する範囲が狭いという特徴があります。実際、普通の白熱電球が「約300°」、電球型蛍光灯が「約260°」、LED電球は「120°~260°」となっています。ただ、LED照明の中には、照射範囲が広くつくられているものもありますので、明るさが気になる方はそうした種類を選ぶようにすることをオススメします。
まとめ
今回はLED照明のメリットとデメリットについてご紹介してきました。LED照明をオフィスに導入することの大きなメリットは、電力の消費を抑え、コストを削減するところにあります。その点、照明のLED化は、なるべく節約しながら会社を運営していきたい経営者の方に、まさにオススメしたい取り組みの1つです。
会社の電気代全体の中で、オフィスの照明は夏場のピークで約25%、冬場のピークで約35%を占めていると言われています。このことからも、オフィスの照明は消費電力が多いことがわかります。ぜひ、LEDを導入して、こうした無駄な出費を抑えてみてはいかがでしょうか?