会社の成長を目指す上で、社員の働きはとても重要となります。しかし、オフィスの環境によっては、社員が不満を感じ「生産性が上がらず、中々会社が成長していかない……」ということも起こりえます。

今回の記事では、社員の不満が出やすいオフィスの特徴と、社員が快適に仕事に取り組んでいけるオフィスの特徴についてご紹介していきますので、ぜひチェックしてください。

社員の不満が出やすいオフィスの特徴とは?

いくら社員が気持ちよく過ごせる環境づくりに心を砕いても、社員がオフィスのどこに不満を持っているのかがわからなければ意味がありません。

ここでは、社員の不満が出やすいオフィスの特徴を3つご紹介しますので、しっかり押さえておきましょう。

・休憩用の設備がないオフィス

まず挙げられるのが、休憩用の設備がないオフィスです。実際に、オフィス環境の満足度を調査したあるアンケートによると、社員の不満点として「オフィスに休憩用のスペースや設備が整っていない」という項目の割合が一番多かったという結果になっています。社員が気持ちをリフレッシュできる空間はとても重要になるということですね。

・BGMが流れていないオフィス

オフィスにBGMが流れていないことも、社員が不満に感じやすいポイントになります。ただ、この点については、社員によって「音楽が耳障りで仕事に集中できない……」と、賛否が分かれるところでもあります。全社員にアンケートを取り、音楽を流すか流さないか決めるようにしましょう。

・自分専用の電子機器が用意されていないオフィス

自分専用の電子機器が用意されていない点も社員の不満につながります。たとえば、外出先で使用するノートパソコンが自己負担であったり、社内で使う備品が自己負担であったりすると、社員はどんどん不満を感じていきます。こうした、仕事で必要なものはできる限り会社で準備してあげることが大切です。

なお、女性社員のみを対象としたアンケートでは、「化粧室が汚い、キレイでない」ことが不満を感じるポイントとなっています。上記の3つとあわせて、こちらも覚えておくことをオススメします。

社員が快適に仕事に取り組めるオフィスの特徴とは?

では、逆に社員が快適に仕事に取り組めるオフィスには、どのような特徴があるのでしょうか。

さきほどご紹介した、社員の不満が出やすいオフィスの特徴で取り上げた3つのポイントを改善すること以外にも、いくつかあります。

・コミュニケーションが取りやすいオフィス(社員と上司、社員と経営者層含む)
・勤務体制が柔軟なオフィス
・緑や自然光を取り入れたオフィス
・デスクやイスなどの設備がしっかりしているオフィス

また、組織的な面で言うと、「自分の働きが適切に評価されている」、「今後の会社の方向性を共有してもらえる」といったことも、社員の満足度が上がるポイントになります。

社員が不満を抱えた状態は、不満を抱えていない状態に比べて、生産性を10%低下させるとも言われています。そこを考えると、オフィスの環境に力を入れていないことのデメリットは、とても大きいと言えますね。

社員の生産性を上げていきたいという方は、まず快適なオフィス環境を用意し、社員の満足度を向上させることを目指していくようにしましょう。

まとめ

今回の記事では、社員の不満が出やすいオフィスの特徴と、社員が快適に仕事に取り組めるオフィスの特徴をご紹介してきましたが、いかがでしたか?業務の生産性を上げたり、会社の成長を目指したりする上で、社員の満足度を上げていくことは、とても重要であると知ることができたと思います。

社員の不満が多いかも……と感じたら、ぜひここでご紹介したことを参考にしながら、より良いオフィス環境づくりに取り組んでいってくださいね。