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2018年9月26日
地震だけじゃない!オフィスを襲う災害の種類とその対策方法
オフィスを襲う「災害」といえば地震をイメージしがちです。そのため、「地震に対する備えは万全!」と、自信たっぷりの経営者の方は多いのではないでしょうか。しかし、オフィスに影響を与える災害は地震だけではありません。今回はオフィスを襲う災害の種類とその対策方法についてご紹介していきます。
オフィスを襲う災害の種類
オフィスを襲う災害として、まず挙げられるのが「火災」です。火災は地震によって発生するものと思われがちですが、ほかにも火の不始末や電気系統のアクシデントなどによって起こることもあります。まだ炎が小さいうちは被害を最小限に抑えられますが、ひどくなるとパソコンや重要な書類なども燃えてしまいます。
すると、オフィスの修繕費を支払うことに加えて、会社の機密文書などが焼失してしまい、経営を行なっていくうえで大きなリスクを抱えることになります。そのため、火災が起きないような対策を事前に行なっておく必要があります。
オフィスを襲う災害として、次に挙げられるのは「洪水」です。水害とも言い換えられますね。よく「自分の会社は沿岸部ではなく、街のなかにあるから大丈夫…」という方もいますが、油断は禁物です。最近ではゲリラ豪雨など局所的な大雨が降ることも珍しくありません。
オフィス街といえども、現在の下水道設備では対応しきれないほどの降雨量があった場合、浸水する可能性があります。また、近くに川があると、堤防を越えてそこから洪水が襲ってくることも考えられます。
洪水が起きると、公共交通機関がマヒし、帰宅できない社員があらわれるなど、その被害をまともに受けることになります。火災と同じように、水害対策も事前に行なっておくようにしましょう。
では続いて、これらの災害の対策方法について見ていくとしましょう。
オフィスでできる火災と水害の対策方法とは?
・火災の対策方法
火災が起きたときは、まだ炎が小さい段階で素早く消化することが大切です。そのために、オフィスには消火器と火災報知器が設置されています。
火災対策では、この2つをうまく活用することがポイントになります。
消火器については、過不足なく適当な数がオフィスに置かれていること、社員全員に消火器の場所をしっかり共有されていること、消火器の適切な使い方を社員全員に認識させることが大事です。それと、定期的に消化器の消費期限を確認するのを忘れずに行うことも大切になります。
また、火災報知器については、正常に動作するようにメンテナンスをしっかり行なっておくことが重要です。
もちろん、火災を招いてしまうモノをオフィスに入れないことも火災対策として有効です。喫煙者がいる場合、ライターを持っていることが多いと思うので、オフィスの出入り口で回収し、吸いにいくときにライターを支給したりする体制を整えておくと安心でしょう。
・水害の対策方法
水害の対策方法で何よりも効果的なのは、高層階のオフィスにすることです。これは、オフィスの位置が高ければ高いほど、浸水による被害を抑えられるためです。
逆に低層のオフィスだと、浸水の影響を受ける可能性が高まり、パソコンや書類などが濡れて使い物にならなくなるかもしれません。
しかし、高層階のオフィスは低層階に比べて賃貸料が高いので、そう簡単に移転できない場合もあるでしょう。
そんなときはオフィスの出入り口や窓に強い水圧にも耐えるシャッターを設置する方法がオススメです。そうすることで、低層階でも社員とオフィスを水害から守ることができます。
防災用品は、低層階に置かないことが鉄則です。
ただし、シャッターを設置する場合は、非常のときでもスムーズに動くように日ごろからメンテナンスを行なっておくようにしましょう。
まとめ
オフィスを襲う災害には、地震に限らず火災や水害も挙げられます。すでに地震対策が万全な経営者の方は、これと合わせて火災や水害の対策方法にも努めていきましょう。まだ災害に対する対策を何も手につけていない経営者の方は、今から取り組んでいくことをオススメします。