社員が快適に過ごせる環境をつくることは、経営者の方にとって取り組むべき課題と言えます。そんな課題を解決できる方法が「オフィスデザイン」です。今回は、そもそもオフィスデザインとはどのようなものなのか。オフィスにもたらすプラスの効果とともにご紹介します。

オフィスデザイン

オフィスデザインとは

簡単に言うと、オフィスデザインとは社員が快適に過ごせるようなオフィスを設計し、内装をつくり変えることを指します。かつてはオフィスと言えば、白い天井に蛍光灯が備えつけられているだけの無機質な空間というイメージがありました。

ですが、最近では良いオフィス環境は社員にプラスの影響を与えるという考え方が浸透してきたことにより、それぞれの会社がオリジナルの空間を演出するようになりました。オフィスデザインは、そうしたオフィス環境を改善する際に用いられます。

オフィスにもたらすプラスの効果

オフィスデザインがオフィスにもたらす効果は印象だけではありません。ほかにも以下のようなプラスの効果を期待できます。

✓仕事へのモチベーション増加

より良い仕事を行なううえでモチベーションは最も大切な要素です。モチベーション次第で仕事の成果が変わってくると言っても過言ではないでしょう。そんなモチベーションを左右する要因の1つにオフィスデザインがあります。

オフィスデザインによって働きやすいと感じられる空間をつくれば、社員は高いモチベーションのまま仕事に取り組めることが期待できます。たとえば、1人で集中して仕事に取り組みたいときに、それを叶えられる空間があったらどうでしょうか。その社員はモチベーションを下げないまま快適に仕事を進めることができます。

また、仕事ではディスカッションを行なうときもあります。そうしたときに開放的で独創的な空間があれば、より良いアイデアが生まれやすくなり、仕事へのモチベーションも高くなるはずです。

モチベーションが変化する基準は人によって異なります。ですが、オフィスデザインに取り組み、おしゃれな空間にしつつ社員が仕事をしやすいような環境を構築すれば、少なくともモチベーションに変化を与えることが期待できます。

✓優秀な人材の確保

オフィスデザインは優秀な人材の確保にも貢献します。人は同じ仕事であれば働く環境を判断基準にします。特にスキルやモチベーションの高い人材であればあるほど、就労環境を重視する傾向にあります。オフィスデザインによってオフィス環境を整えておけば、そうした人材を確保しやすくなります。ここもオフィスデザインがもたらすプラスの効果を言えるでしょう。

✓会社のイメージアップ

快適に仕事ができて社員の満足度が高いオフィス環境は、社外からのイメージアップにもつながります。たとえば、商談のために取引先の人が来社したとき、無機質な空間と細部までこだわりつくされた空間とでは、どちらのほうが良い印象を与えられるでしょうか。

おそらくだいたいの人が後者に良いイメージを抱くはずです。特にエントランスは「会社の顔」と言われるところ。会社のなかでも最高のアピール場所になります。外資系の会社のなかには、エントランスがおしゃれにつくられているところが多いです。これには、取引先に良い印象を持ってもらえるようにアピールするという意味が込められています。

オフィスデザインには、こうした効果も見込むことができます。

まとめ

今回は、オフィスデザインの概要からオフィスにもたらす効果までご紹介してきました。オフィスデザインは会社にプラスの働きをしてくれる取り組みです。今よりも良いオフィス環境をつくりたい方は、ぜひオフィスデザインを検討してみましょう。