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2016年8月30日
業務効率を考えたオフィスチェア選びのポイント
一言でオフィスチェアといっても、材質や機能、形状が異なる多くの椅子が存在します。業務中に座る椅子なので、購入する際には、座り心地がよく業務効率を上げられるオフィスチェアを選択したいと思うはずです。オフィスチェアの購入を検討されている方が、どのようなチェアを選択すると良いのかのポイントを紹介します。
ポイント1:材質
オフィスチェアを選ぶ際にまず気になるのが、材質です。大きく分けて5種類の素材があり、使用されている張り材やクッションなどで肌触りや座り心地が異なります。いわずと知れた「本革」の張り材は軽く、水にも強いという特徴を持っており、最も高級です。人口皮革である「PUレザー」は、レザーに比べて耐久性や耐水性に優れていますが、熱に弱いため熱い地域のオフィスには向きません。「メッシュ」素材は通気性に優れ、蒸れにくいため汗をかきやすい方におすすめです。「マイクロファイバー」は繊維の強度が強いため、毛玉が出にくく、見た目を綺麗に保つことができます。「低反発クッション」は医療などにも使用されている素材で衝撃を吸収する点が優れており、体圧を分散させる効果があります。このように素材にはそれぞれ特徴があるため、高級感や見た目で判断するのではなく、オフィスの状況や自分に合ったものを選択すると良いでしょう。
ポイント2:リクライニング機能
素材の次に気になるポイントは、リクライニング機能です。リクライニング機能とは、座った状態で背もたれに体重をかけると、背もたれが後ろに傾斜する機能をいい、後ろに傾斜した状態での固定が可能なものもあります。背もたれに体重をかけると背もたれだけでなく、座面も後ろに傾斜し、体ごと上を向くロッキング機能を備えたチェアや、後ろに傾斜しないように固定できる機能が付いたチェアもあります。こだわりの角度があるという方や疲れた時に背もたれの角度を変えたいという方には必要不可欠な機能といえるでしょう。
ポイント3:形状
体格によって形状を選択するということも重要なポイントとなり、大きく分けて4種類あります。背もたれが低い「ローバック」はオフィスで一番多く使用されており、腰をしっかりと支えることができます。反対に背もたれに高さのある「ハイバック」は、上半身をしっかりと支えてくれるので高身長の方におすすめです。中間的な高さの「ミドルバック」は平均的な高さとなっており、背もたれの高さはあるものの主張しすぎないのでオフィス全体を見渡す際にも邪魔になるということはありません。個性派の方におすすめの「カーシート」はレーシングカーのシートのような形状になっており、存在感があります。チェアの形状によってオフィスのイメージが変わるため、オフィス全体のバランスを考えて選択すると良いでしょう。
ポイント4:キャスター
最後にキャスターです。動きの悪いキャスターの場合、自由に動かすことができずストレスを感じることがあります。耐久性の高い「ナイロン」、床を傷つけにくい「PU」、デザイン性の高い「ツインポーク」などの種類があり、オフィスの床材に合わせて滑らかに動くキャスターを選択することが重要です。一般的に径が大きいものほど動きやすいため、なめらかな動きにこだわる方は径の大きいものをおすすめします。
まとめ
オフィス家具を決める際にはついついデザイン性が高いものを選択しがちです。しかし、毎日使用することとなるため、座り心地が良いか、ストレスがないか、長時間座っても疲れやすくないか、動きやすさに優れているか、など実際に業務中に使用するということを考慮し、冷静に検討することが大切です。全体のバランスが取れるよう他のオフィス家具との調和も考えながら素敵なオフィスチェアを探してみてください。