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2022年6月17日
ハイブリッドワークとは?課題と成功に導く4つのポイントを紹介!
ハイブリッドワークは、「オフィスワークとテレワークを組み合わせた」ニューノーマル時代の働き方。
オフィスワークとテレワークの両方のメリットが得られる働き方として、多くの企業が導入を進めています。
しかし、ハイブリッドワークについて疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
「ハイブリッドワークとはどんな働き方なのか?」
「導入するメリットは?」
「導入にあたって問題になる課題は?」
「成功する秘訣は?」
この記事では、「ハイブリッドワーク」の定義・導入するメリット・課題と成功させるためのポイントをご紹介します。
ニューノーマルに適した働き方を詳しく知りたい方はぜひ参考にしてください。
目次
ハイブリッドワークとは?
近年、社会情勢の変化によって、社会生活だけでなくオフィス環境も働き方改革が求められています。
その働き方改革の推進で、とくに注目されている働き方が「ハイブリッドワーク」です。
ハイブリッドワークの定義
ハイブリッドワークとは、オフィスワークとテレワークを組み合わせた柔軟な働き方のこと。
近年、社会情勢の変化にともない、テレワークが急速に普及しましたが、コミュニケーション不足などが課題になっています。
そこで、オフィスワークの重要性が再認識され、オフィスワークとテレワークを組み合わせたハイブリッドワークが注目されているのです。
ハイブリッドワークも勤務スタイルはさまざま
ハイブリッドワークは、状況に応じて働く場所を選択できる働き方であり、勤務スタイルに特定の決まりはありません。
- 社員の判断でオフィスワークとテレワークを変則的に切り替える
- テレワークを希望する社員のみテレワークに切り替える
- 日数を決めてオフィスワークとテレワークを切り替える
変則的に社員自らが働く場所を選択できる勤務スタイルが理想ですが、実際に運用しながら経過を観察し、運用方針を検討する必要があります。
ハイブリッドワーク導入のメリット
ハイブリッドワークを導入すれば、さまざまなプラスの効果をもたらしてくれます。
- ワークライフバランスの実現
- 生産性の向上
- 社員満足度の向上(離職率の低下)
- 通勤費などのコスト削減
ワークライフバランスとは、仕事と仕事以外の生活の両方を充実させる働き方・生き方のこと。
ハイブリッドワークを導入すれば、状況に応じて働く場所を選択できるため、ワークライフバランスの実現が可能になるとともに、生産性や社員満足度の向上も期待できます。
ハイブリッドワーク導入時に見られる課題
ハイブリッドワーク導入で得られるメリットは大きいですが、導入後に見えてくる課題もあります。
- 勤怠管理の煩雑化
- コミュニケーション不足
- 社内の二極化(オフィスワーク派とテレワーク派)
- 緊急時対応の遅れ
ハイブリッドワーク導入後、誰がどこでどんな仕事をしているのか、勤怠管理の課題が生じてくるでしょう。
また、テレワークとの組み合わせによって、社員間のコミュニケーション不足のほか、オフィスワークとテレワークの評価に差が生じるなど、社内の二極化を招く可能性があります。
ハイブリッドワークを成功させる4つのポイント
単にハイブリッドワークを導入するだけでは、その後に生じる課題で失敗に終わるケースも多く見られます。
この章では、ハイブリッドワークを成功に導くための4つのポイントをご紹介します。
オフィス環境の整備(フリーアドレスの導入)
ハイブリッドワーク導入で必要になるのが、オフィス環境の整備。
その環境整備で、多くの企業が取り入れている手法が「フリーアドレス」です。
フリーアドレスとは、オフィス内に固定席を設けず、好きな場所や席で仕事をするワークスタイルを指します。
オフィスの状況に応じて、効率的にフリーアドレスを取り入れれば、ハイブリッドワークのスムーズな運用が可能になるでしょう。
- オフィススペースの過不足を抑えて有効活用→フリースペースの導入
- テレワークで課題になるコミュニケーションの活性化→打ち合わせブースの拡充
フリーアドレスが気になる方は下記コラムも合わせてご覧ください。
「フリーアドレス」でオフィスの働き方改革!成功する4つの秘訣
ICTツールの導入
ハイブリッドワークを成功させるために活用したいのが「ICTツール」です。
ICTとは、「Information and Communication Technology(情報通信技術)」の略語。
通信技術を活用して、人と人・人とコンピューターをつなげる技術を指し、テレワークの運用には不可欠なツールになります。
昨今のICTツールは、インターネット経由で利用できるクラウドサービスが一般的で、ハイブリッドワークに以下のICTツールを活用すれば、勤怠管理やコミュニケーション不足などの課題が解消できるでしょう。
- WEB会議ツール
- 勤怠管理システム
- コミュニケーションツール
- ファイル共有ツール
- タスク管理ツール
評価制度の見直し
ハイブリッドワーク導入に併せて見直したいのが、社員の評価制度です。
ハイブリッドワークを導入する企業の多くで、テレワークよりオフィスワークを中心に働く社員の評価が高くなる傾向があります。
しかし、そのような不公平な状況が続けば、テレワークに切り替える社員が減るなど、ハイブリッドワーク導入の意味がなくなってしまうでしょう。
ハイブリッドワーク導入の際は、実際の成果ベースで評価するなど、テレワークとオフィスワークで不公平にならないような評価制度への見直しが求められます。
環境に適したルールの策定
ハイブリッドワーク導入後、社員がさまざまな場所で仕事を行うため、環境に適したルールの策定が重要になります。
とくに突発的に発生するトラブル対応について、連絡手段や誰がどのように対応するかなど、緊急時の業務フローにかかわるルールの策定が求められます。
ハイブリッドワークの課題である緊急時対応の問題が解消できれば、BCP(事業継続計画)対策としても有効です。
ただし、あまり細かいルールを定めてしまうと、ハイブリッドワークそのものの柔軟性が失われるため、必要最低限のルール策定が重要になります。
まとめ
働き方改革が求められるなか、多くの企業で取り入れられているのが「ハイブリッドワーク」です。
オフィスワークとテレワークを組み合わせた柔軟な働き方として、社員のワークライフバランスの実現や生産性の向上など、さまざまなプランの効果が期待できます。
ただ、ハイブリッドワーク導入にあたって、勤怠管理の煩雑化やコミュニケーション不足などの課題が表面化してきます。
そこで何も対策を講じなければ、ハイブリッドワークそのものが頓挫してしまいますが、ご紹介した4つのポイントを実践すれば成功に導けるでしょう。
また、ハイブリッドワーク導入にあたってオフィス環境の整備が求められますが、フリーアドレスを含めたオフィスレイアウトにお困りなら、「オフィスレイアウトナビ」にぜひ一度お問い合わせください。
貴社のハイブリッドワークに最適なオフィスデザインを提供いたします。
もっと詳しく知りたい!という方は、ぜひ「オフィスレイアウトナビ」をご覧ください。