社員の固定席を設けない働き方が浸透していくと同時に注目を浴びたのが「フリーアドレスデスク」です。今まさにあなたの会社でもフリーアドレスデスクの導入を検討しているのではないでしょうか。そこで今回はフリーアドレスデスクのメリットと導入する際の注意点を解説していきたいと思います。

フリーアドレスデスク

フリーアドレスデスクを導入する目的

もともとフリーアドレスデスクを導入する目的には、「オフィススペースの有効活用」や「オフィス家具の削減」というものがありました。固定席を設けず社員に1つの席を共有させることで、必要なオフィススペースの削減や用意すべきオフィス家具の数を減らすのです。

ですが、近年ではフリーアドレスデスクを導入する目的に変化が見られるようになってきました。今までは前述したようにコスト面の削減が注目されていました。この注目が「フリーアドレスデスクを導入することで得られるメリット」に集まるようになったのです。

では、具体的にフリーアドレスデスクを導入することには、どのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

フリーアドレスデスクを導入するメリット

✓コラボレーションを促せる

フリーアドレスデスクを導入し、働き方がフリーアドレスになると、社員はその日の仕事で関わる人たちと集まりやすくなります。その結果、スムーズに仕事を進められることにつながります。このようにコレボレーションを促進できるところにフリーアドレスデスクを導入するメリットがあります。

✓コミュニケーションを活性化できる

すべてのデスクをフリーアドレスデスクにすることで、部署や職位を超えたコミュニケーションを図ることが容易になります。これにより、情報やノウハウを伝達しやすくなり、効果的に知識の蓄積を行なうことができます。ここもフリーアドレスデスクを導入することならではのメリットと言えるでしょう。

✓リフレッシュ効果を得られる

デスクが固定されていないということは、社員は毎日違うデスクで仕事ができることを意味します。そうすると、日々新鮮な気持ちで仕事に取り組め、リフレッシュ効果を高めることができます。

フリーアドレスデスクを導入する際の注意点

以上のようなメリットがあることから、フリーアドレスデスクの導入を前向きに検討する方は多いです。しかし、フリーアドレスデスクは職種によって向き・不向きがあります。

はじめに言ってしまうと、フリーアドレスデスクが向いている職種は「営業職」です。営業職の社員は基本的にデスクにいません。そのため、営業職が多い会社であれば、フリーアドレスデスクを導入することで、1つの席を複数の社員で共有することができます。

ですが、事務やクリエイティブな職種に就いている社員が多い会社の場合、フリーアドレスデスクを導入したとしても効果を期待できない可能性があります。なぜなら、こういったバックオフィス系の職種の場合は、終始オフィスにいることが多いため、固定のデスクがあったほうが仕事を進めやすい傾向にあるからです。

常にオフィスにいるような職種の社員が多い会社でフリーアドレスデスクを導入すると、むしろモチベーションが下がったり、業務効率が下がったりするリスクが高くなります。そのため、フリーアドレスデスクの導入を検討する際は、会社の環境がフリーアドレスに向いているか、向いていないかを事前に考える必要があります。

まとめ

今回はフリーアドレスデスクのメリットと導入する際の注意点についてご紹介してきました。フリーアドレスデスクは多くのメリットをもたらしてくれるものですが、それがすべての会社に当てはまるとは言えません。自社に適したものなのかどうかを考えたうえで、導入を検討するようにしましょう。

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