エントランスは「会社の顔」とも言われ、デザイン次第で社外の人たちからの印象がガラッと変わってきます。今回は、そんなエントランスのデザインを行なうメリットと事前に覚えておきたい注意点についてご紹介していきます。エントランスデザインにどんな効果があるのか、どのようなことに注意すれば良いのか気になる方は、ぜひチェックしてください。

エントランスデザインのメリット

エントランスデザインのメリット

エントランスは社内の人たちはもちろん、会社に訪問してくる社外の人たちも最初に訪れる空間です。そのため、社外の人たちからの会社に対する第一印象は、エントランスで決まると言っても過言ではないでしょう。そんなエントランスをデザインすることのメリットとしてまず挙げられるのは、「会社のイメージアップ」です。

社外の人たち、なかでも取引先の人たちは商談で会社の製品やサービスのことを詳しく知る前にエントランスを見ることになります。そこで直観的に良い印象を与えられるデザインであれば、その後の商談で会社の製品やサービスのことを好意的に見てもらえる効果が期待できます。その結果、商談がうまくまとまることもあるでしょう。

また、社内で働く人たちからしたら、オフィス環境はモチベーションを左右するきっかけになります。エントランスがデザイン性に優れている空間であれば、社員の心理に有効に働き、モチベーション向上につながることが期待できます。それが会社の成長を促したり、定着率を上げたりすることにつながり、ひいては優秀な人材を確保できる要素にもなります。

エントランスをデザインする前に覚えておきたい注意点

✓エントランスはなるべく業種に合ったデザインにする

エントランスは会社全体のイメージを左右する空間であるため、一般的には業種とマッチさせるデザインが多い傾向にあります。そうすることで、より製品やサービスに好印象を持ってもらえる可能性が上がるからです。

たとえば、法律関係のサービスを扱っている業種であれば、安定感や信頼感を与えられるデザインにすることが効果的でしょう。また、旅行関係のサービスを扱っている業種であれば、非日常的でワクワクできるデザインにすることが好ましいはずです。

よく「イメージアップにつながるようなデザインなら何でも良い」と思ってしまう方が多いですが、来訪者や社員が自分たちのサービスにどのようなイメージを持ってもらいたいのかを考えたうえでデザインすることを心がけましょう。

✓素材と業者は入念に検討する

エントランスデザインは使う素材によって完成度が変わってきます。少しでも完成度を高くしたいのなら、素材の品質にもこだわるようにしましょう。一方で、あえてレトロ感を出すために、少し古びた素材を使うケースもあります。デザインのテーマに合わせて、最適な素材を入念に検討するようにしましょう。

また、エントランスデザインでは仕上げも大切です。いくら品質やデザインイメージが良くても、仕上がりが悪かったらイメージ通りの空間にはなりません。現実的にデザインから施工までは業者に依頼することになると思いますが、そのときは最初のデザインイメージだけでなく、工程管理から最終的な施工まで定評があるところを選ぶようにしましょう。

エントランスのデザインに取り組む際は、事前にこれらのことをしっかり頭のなかに入れておくことをオススメします。

まとめ

今回はエントランスデザインのメリットや事前に覚えておきたい注意点についてご紹介してきました。会社によっては、スペースを割けないという理由で、特にエントランスのデザインに力を入れていないということもあるでしょう。しかし、スペースが少なくてもイメージアップにつながるようなエントランスはつくれるので、ぜひ積極的に検討してみてはいかがでしょうか。