カテゴリー別アーカイブ: オフィスレイアウト
2018年5月4日
デスクレイアウトの種類とそれぞれのメリット・デメリットをご紹介!
社員一人ひとりが仕事を効率的に進めたり、生産性を上げたりできるように、さまざまな取り組みを行なっている会社は多いでしょう。実はデスクのレイアウトも、そんな社員の快適性や生産性を上げる要素の1つとなります。
今回は、デスクレイアウトのパターンと、それぞれのメリット・デメリットをご紹介していきます。社員にプラスとなるデスクの配置を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
デスクレイアウトのパターン
デスクのレイアウトには、さまざまなパターンがありますが、特にはじめの2つは基本的なレイアウトとなりますので、ぜひ覚えておくようにしましょう。
・対向式レイアウト
一般的に「島型レイアウト」とも呼ばれている並べ方です。机を寄せ集めて一人ひとりが向かい合わせになるように座ります。最も有名なデスクレイアウトの1つで、多くの会社で取り入れられているレイアウトになります。
・同向式レイアウト
「並列型」、「スクール型」とも呼ばれている並べ方です。全てのデスクを1つの方向に向けて座るところに特徴があります。主に学校の教室で採用されているレイアウトですが、金融機関など受付業務がある会社では、同向式でデスクを並べているところもあります。
また、この他にも「左右対向式レイアウト」、「卍型レイアウト」、「リンク式レイアウト」、「背面式レイアウト」、「フリーアドレス」などがあります。基本的なデスクレイアウトとともに、これらの並べ方も覚えておくことをオススメします。
それぞれのデスクレイアウトのメリットとデメリット
では、さきほどご紹介したそれぞれのデスクレイアウトには、どんなメリットとデメリットがあるのか見ていきましょう。
対向式レイアウトのメリットとデメリット
メリット
・社員同士がコミュニケーションを取りやすい
・単純な並べ方のためレイアウトの変更をしやすい
・それほどスペースを取らずにデスクの配置ができる
・電話などの配線を管理しやすくなる
デメリット
・対面のため視線が気になる
・社員同士の距離が近いためプライバシーを確保しにくい
同向式レイアウトのメリットとデメリット
メリット
・全員が一方向を向いているので視線が気にならない
・雑談が減り業務への集中力が増す
・思考を必要とする業務に打ち込むことができる
デメリット
・他のレイアウトに比べてスペースが必要になる
・管理や監視が強くなり社員が窮屈に感じやすい
左右対向式レイアウトのメリットとデメリット
メリット
・作業スペースが広いため書類の処理業務などに向いている
・ローパーテーションで仕切ることが多いため集中力が増す
・プライバシーの確保をしやすい
デメリット
・社員同士の距離が離れているので離席が多い時には向いていない
・コミュニケーションが取りにくいため業務を円滑に進めにくい
卍型レイアウトのメリットとデメリット
メリット
・社員一人ひとりのプライバシーを確保しやすい
・集中して業務に取り組むことができる
・社員同士の距離が比較的近いためコミュニケーションを活発に取れる
デメリット
・レイアウトの自由度が低くなる
・効率的にスペースを使いたい場合は向いていない
リンク式レイアウトのメリットとデメリット
メリット
・斬新なレイアウトになる
・作業に集中することができる
・社員同士の目線が合いにくいため視線が気にならない
デメリット
・効率的にスペースを使いたい場合は向いていない
・チームで仕事を進めていきづらい
背面式レイアウトのメリットとデメリット
・メリット
・チームで仕事を進めていきやすい
・集中して作業に取り組むことができる
・スペースを有効に活用できる
デメリット
・他のチームとの連携を取るのが難しくなる
デスクレイアウトを決める際は、それぞれのメリットとデメリットを踏まえた上で決めることがポイントです。また、業種などによって最適なパターンも変わりますので、その点にも気をつけながら、社員の効率性や生産性を向上できるデスクレイアウトを選んでいくようにしましょう。
まとめ
デスクレイアウトには、さまざまな種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。そのため、どのレイアウトが自分の会社にピッタリか判断しづらいこともあるでしょう。
そんな時にオススメなのが、デスクのレイアウトを変更する際に、オフィスレイアウトの専門業者を利用することです。そうすることによって、専門業者としてのこれまでの経験からあなたの業種や社内の状況などに合わせた理想のレイアウトにしていきやすくなります。
また、デスクのレイアウトとともに、片袖、両袖、平机にワゴン、異型天板(90°、120°等)、テーブル型などといったデスクの大きさや形なども検討することで、より良いオフィス空間にしていくことができます。
社員が効率的に仕事をこなし、生産性を上げていける環境をつくっていきたいと思っている方は、ぜひ今回ご紹介してきたことを踏まえて、デスクの配置を変えていってみてください。