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2020年12月8日
メリット多数有り!オフィスにABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)を導入して自由な働き方を目指そう
自由な働き方として、「ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)」が多くの企業から注目を集めています。
同じタイプの働き方として、フリーアドレスがオフィスに浸透しつつありますが、ABWを導入したオフィスはさらに自由度の高い働き方が実現可能です。
ABWとは、どのようなワークスタイルを指すのでしょうか。
本記事では、ABWの概要を説明しつつ、オフィスに取り入れる方法やメリットについて詳しく解説していきます。
オフィスの働き方を変える「ABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)」とは?
ABWとは、「Activity Based Working」の頭文字を取ったものです。
発祥は、オランダのヴェルデホーエン社で、コンサルティング業を営んでいる企業といわれています。
ABWは、「仕事の内容によって働く場所を変えられるワークスタイル」と考えるとよいでしょう。
ABWと比較される対象としてフリーアドレスがありますが、両者には明確な違いがあります。
フリーアドレスも個人のデスクを決めず、好きなところで働ける仕組みですが、あくまでも選べる場所はオフィス内です。
一方、ABWは業務の内容によって、オフィス外で仕事をすることも認められます。
特に欧米ではABWを導入する企業の増加が著しく、日本での注目度も高まっている状況です。
ABWを導入する企業が増加している背景には、導入することで業務効率が向上するなど、確かな理由があります。
次の段落で、ABWをオフィスに導入することで得られるメリットについて、詳しく解説していきましょう。
ABWをオフィスに導入するメリット
ここでは、ABWをオフィスに導入するメリットを4つご紹介します。
・業務の効率がアップ
業務に集中しやすい環境は人により様々で、異なります。
「静かな場所が良い」「多少雑音があったほうが落ち着く」など、人それぞれです。
従業員それぞれに合わせた環境を構築するのは難しいですが、ABWであれば、自分の仕事に適した場所を自由に選ぶことができます。
自分にとって働きやすいワークスペースを確保することによって、仕事の効率・能率はアップするでしょう。
・オフィススペースを有効活用できる
従来の働き方の場合、仕事をするためには全員分のデスクを用意する必要がありました。
そのため、オフィスのスペースは広くなりがちです。
しかし、ABWは全員が社内で仕事をするわけではないため、座席の使用率に応じてスペースを確保すれば問題ありません。
大きなオフィスを用意しなくても、最小限の空間で効率よく仕事を行えます。
・仕事の満足度が向上する
ABWでは、自分の好きな場所をオフィスとして仕事ができるため、状況によっては在宅勤務も可能です。
在宅勤務になれば、通勤時間がなくなるため、その分時間にもゆとりをつくることができます。
また、アイデアを出すためにカフェで仕事をするといった選択も可能です。
自分の好きなスタイルで働けるため、仕事に対するモチベーションを無理なく上げることもできるでしょう。
・ウイルス感染対策に適したオフィスを設計できる
ABWであれば、一つの部屋に大人数が集まって仕事をしなくてもよいため、「密集」や「密接」を防ぐオフィスレイアウトが実現しやすいです。
オフィス空間に余裕ができるため、デスク間のスペースを空けたり、パーテーションで囲ったりするなど、環境づくりがしやすくなるでしょう。
オフィスでABWを取り入れる方法
オフィスにABWを取り入れる際には、「オフィスをどのように作り変えるのか」のイメージを確立することが大切です。
そのため、従業員同士でしっかりとコミュニケーションを取り、意識を共有できるようにしましょう。
まずは、オフィス全体の状況を把握することから始めてみてはいかがでしょうか。
業種や行う仕事内容によっても、必要なオフィスの形は変わってきます。
また、オフィスのレイアウト変更によって、IT環境に不備がでないよう気をつけるのもポイントの一つです。
さらに、新型コロナウイルスが流行している状況下では、ウイルス感染対策も考える必要があるでしょう。
ABWを導入するためには、オフィス家具や備品などをただ準備するだけでなく、オフィスデザインやレイアウト設計が重要です。
しかし、ABWに最適なレイアウトを考えることは、思った以上に難しいでしょう。
そのため、ABWの導入を検討している場合は、その道のプロに相談するのがおすすめです。
ABWを導入する際は「これからの働き方」を考えたオフィス作りを
ABWは、フリーアドレスが進化した働き方であり、これから先ニーズが増えることが予想されます。
また、新型コロナウイルスの感染拡大によりリモートワークも増えた昨今、ウイルス感染対策は必須と言えます。
今後も予想できない状況を考慮すると、柔軟性の高いABWはオフィス作りの大切なポイントになるでしょう。
ABWがうまく機能するオフィスの実現を目指すのであれば、オフィス作りのプロに一度相談してみてはいかがでしょうか。
弊社も数々のオフィスデザイン・オフィスレイアウトを設計し、手掛けてきました。
もし、ABWをオフィスに導入することを検討されている場合は、お気軽にご相談ください。